[開催延期のご案内]
「森林作業道講習会」を延期します。

2025年10月25日(土)・26日(日)、11月1日(土)・2日(日)に開催を予定しておりました「森林作業道講習会」について、延期させていただくことといたしました。

2025年10月4日(土)、「自伐型林業フォーラム in 安芸高田市」、
おかげさまで盛況のうちに無事終了いたしました。

当日は、安芸高田市内はもちろん、市外や県外の方も含めて、56名の方にご参加いただきました。

今回、広島県外からのご参加も多かったのですが、いちばん遠方では長崎県(!)からご参加の方がおられて(本当にありがとうございます)、自伐型林業への関心の高まりを改めて実感しました。

「小さな林業の大きな可能性」とは。

フォーラムでは、まず木の駅八千代の活動報告を実施した後、NPO法人自伐型林業推進協会 代表理事 中嶋 健造 氏より、「小さな林業の大きな可能性~地方創生と土砂災害防止のカギ『自伐型林業』~」と題して、ご講演をいただきました。

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ご講演のなかで、「自伐型林業とは、地域から切り離された林業を、もう一度地域に取り戻す運動だと思う」という言葉が印象的でした。
「自伐型林業」は、本来は「林業」のひとつのスタイルであるけれど、同時に、地域と山との関係を見直すための一つの選択肢であり、可能性であるように思います。
そしてその可能性に惹かれた人たちが、この10年、全国各地で挑戦を続けています。
地域も山も人も、長い目で見ないと本当の成果は見えてこないものだと思いますが、次の10年、「自伐型林業」がどんな成果をあげていくのかとても楽しみであるとともに、ここ安芸高田市でも、一歩ずつ、進めていけたらと感じました。

安芸太田町から、
7年にわたる作業道づくりなどの報告。

続いて、広島県では早くから自伐型林業を取り入れた安芸太田町から、7年にわたる森林作業道づくりの取り組みなどについて、一般社団法人ひろしまイニシアティブ 代表 倉本 泰樹氏からご報告いただきました。

庄原市から、
「木のトレーサビリティ」を実現したプロダクトなどの報告。

さらに、庄原市の林業事業体 株式会社FORESTWORKER 田村 修太氏より、「木のトレーサビリティ」を実現したプロダクト「HIBA RINGs(ヒバリングス)」や、地元の子どもたちを対象とした山での体験授業の取り組みなどについて、ご報告いただきました。

最後は時間を延長して、参加者の皆さんからの質問に答える質疑応答を実施しました。

この質疑がとにかく熱くて、鹿の食害の問題から始まり、山まとめにおける課題、伐採後の管理の問題、未経験から自伐型林業に取り組むうえでの課題、地域や行政との折衝、松枯れの問題などなど、質問が途切れず、会場の利用時間終了ギリギリまで続きました。

皆さんそれぞれが、地域の山の問題を自分ごととして捉えていることが、切実に伝わってきました。

中嶋氏の講演のタイトルに、「小さな林業の大きな可能性」とあります。
これは、「地域活性化や放置林の整備などに資する、自伐型林業の大きな可能性」という意味と捉えていました。
もちろんそれもあるのですが、今回ご参加の皆さんのようなお一人おひとりの小さな熱意が、やがては地域や林業、社会のあり方を変えていく大きな力になるのかもしれない。
そんな「大きな可能性」を感じさせられた1日でした。

学ぶことの多い、熱いフォーラムでした。
ご登壇、ご参加くださった皆さん、そして準備に奔走してくださった会員の皆さん、ありがとうございました!

更新情報

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